イエスの教えとは

イエスの教えは、それまでのユダヤ教とは全く逆のものでした。戒律を守れない貧しい人々や、病人、売春婦たちに「あなたの罪は許された」と説きます。ユダヤ教では救われないとされてきた人々も、天国に行けると告げます。イエスは「医者を必要とするのは丈夫な人ではなく、病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」ともいいました。これは、とても衝撃的なことでした。

右の頬をぶたれたら、左の頬を差しだしなさい

当時の常識では、「目には目を、歯には歯を」でした。しかし、イエスは「右の頬を殴られたら、左の頬を差し出しなさい」と説きました。それまでの教えとは真逆の言葉に、当時の人々はさらに衝撃を受けました。